雨の日の長距離ウォーキング|1時間20mm以上・警報・雷鳴で中止、レインウェア上下と替え靴下
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雨の日の長距離ウォーキングで歩かない雨の強さは
1時間 20mm以上
1時間雨量20mm以上(強い雨)の時間帯は歩かず、30mm以上が予報される日やレベル3大雨警報・暴風警報が出ている日は延期します。雷鳴が聞こえたら駅か建物に入り、鳴り止んでから20分以上待ちます。
雨の日の長距離ウォーキングは、雨具より先に「歩く・歩かない」の線を出発前に決めます。小雨ならレインウェアで歩けますが、強い雨・警報・雷の3つは装備では防げません。歩くと決めた日は、レインウェア上下と替え靴下で、濡れても歩き続けられる足回りにします。持ち物全体は、長距離ウォーキングの持ち物リストへ。
雨の日の長距離ウォーキングの中止基準:1時間20mm以上は歩かず、警報と雷鳴でやめる
雨の強さは、気象庁の1時間雨量の区分で決めます。天気予報の「強い雨」「激しい雨」はこの区分の名前です。区分ごとの降り方と、長距離ウォーキングでの動き方は次のとおりです。
| 1時間雨量 | 区分 | 降り方 | 長距離ウォーキングでは |
|---|---|---|---|
| 30mm以上 | 激しい雨・非常に激しい雨・猛烈な雨 | バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる | その日は歩かない(延期)。歩いている途中なら駅か建物で待ち、弱まらなければそこでやめる |
| 20〜30mm未満 | 強い雨 | どしゃ降り。傘をさしていてもぬれる | その時間は歩かない。屋根のある駅や店で弱まるのを待つか、計画から外す |
| 10〜20mm未満 | やや強い雨 | ザーザーと降る。地面一面に水たまりができる | レインウェア上下で歩く。靴の中まで濡れる前提で、休憩ごとに靴下を替える |
| 10mm未満 | — | — | レインウェア上下を着て予定どおり歩く |
区分名と降り方は気象庁「雨の強さと降り方」。10mm未満には区分名がありません。
20mm以上で歩かないのは、傘やレインウェアがあっても濡れ、跳ね返りと車の水はねで足元から濡れ続けるからです。30mm以上になると道路が川のようになり、足元の段差が見えなくなります。20mm未満でも、雨が何時間も続く日は区切る駅を先に決めておきます。
天気で歩くのをやめる基準は、雨の強さを含めて4つです。
- 1時間雨量30mm以上の予報 — その日は延期します。20mm以上の時間帯がある日は、その時間を計画から外します
- レベル3大雨警報以上の警報・暴風警報 — 出ている日は延期します。歩いている途中で出たら近くの駅か建物に入り、その日はそこで終わりにします。自治体から避難の情報が出ていれば、そちらに従います。2026年5月から大雨警報は「レベル3大雨警報」の名前で出ます。暴風警報の名前は変わっていません
- 雷鳴 — 聞こえたら、雷が近づいている合図です。すぐに駅か建物に入り、雷の活動が止んでから20分以上待ってから外に出ます
- 川沿いのルートで、その川の指定河川洪水予報 — 出ている日は河川敷に入らず、歩く日をずらします
予報は前日と当日の朝、歩いている間は休憩ごとに見ます。1時間ごとの雨量は気象庁の「今後の雨」で15時間先まで、雨雲と雷の動きは雨雲の動き・雷ナウキャストで1時間先まで見られます。警報は気象庁の警報・注意報で、歩く区間の市区町村を開いて確かめます。雷注意報が出ている日に歩くなら、駅の多いルートと区間を選びます。
途中で天気が崩れたときの駅の選び方は、長距離ウォーキングを途中でやめる判断へ。
↑ 目次に戻る雨の日のウォーキングは長距離ほど厳しい:山手線一周は半日雨の中にいる
30分の散歩なら、降られても家に戻って着替えれば済みます。山手線一周(約42km)は、休憩を入れずに時速3.5kmで歩いても約12時間かかります。雨の日に歩くと、そのあいだずっと雨の中にいることになり、短い散歩では起きない3つが重なります。
- 足がふやけて擦れやすくなる — 濡れた皮膚は柔らかくなり、靴の中で擦れるとまめや靴擦れができやすくなります。予防と手当ては靴擦れ対策へ
- 止まると体が冷える — 歩いている間は温かくても、濡れた服のまま休むと冷えます。雨の日の休憩はベンチより駅の構内や店の中で取り、短めにします。震えが止まらないほど体が冷えたら、予定が残っていても駅で切り上げます
- 途中で天気が変わる — 朝の予報が小雨でも、半日のうちに雷雨に変わることがあります。出発前の確認だけでは足りず、休憩ごとに見直します
雨の予報が出ている日に一周を歩くなら、1日で歩き切らずに区切ります。山手線半周(約21km)は歩くだけで約6時間で、雨の弱い時間帯に収めやすくなります。続きは晴れた日に、止めた駅から歩けば一周はつながります。
↑ 目次に戻る雨の日のウォーキングの服装:レインウェア上下・替え靴下・傘は差さない
雨予報の日はレインウェアを上下で着る
降るかもしれない程度の日は、上だけの軽いレインウェアをリュックの底に入れておけば足ります。雨の中を何時間も歩く日は上下で着ます。上だけだと、裾から落ちる雨で太ももが濡れ、その水が脚を伝って靴の中まで入ります。
レインウェアは、防水だけでなく透湿性(中の湿気を外に逃がす力)で選びます。長距離では汗の量が多く、透湿性の低い雨具では中が蒸れて、雨に濡れたのと同じくらい服が湿ります。暑い時期は前を少し開けて歩き、蒸れを逃がします。寒い時期は中間着の上にレインウェアを重ねます。冬の重ね方は冬のウォーキングの服装へ。
傘は差さず、雷のときは何も突き出さない
傘は片手がふさがり、風のある日は差せません。半日歩くと腕も疲れます。雨具はレインウェアにして、両手を空けておきます。雷鳴が聞こえるときは、傘や登山用ポールなど長い物を体より高く突き出さないようにします。
着替えはビニール袋に入れて持つ
替えの靴下を2〜3足と、乾いた上着1枚を、口を閉じられるビニール袋に入れてリュックに入れます。リュックの中身はリュックごと濡れるので、スマホ・モバイルバッテリー・財布も袋に入れます。リュックは雨具を足すと容量が要るので、長距離ウォーキングのリュックの15L前後が目安です。
雨の日の長距離で使う2品
雨の中を何時間も歩く日
MIZUNO ベルグテックEX ストームセイバーVI レインスーツ(レディース)上下で約520g(M)の透湿性のあるレインスーツです。半日着て歩いても中が蒸れにくい性能があります。
選ぶ前に:レインウェアで防げるのは濡れることだけです。強い雨・警報・雷の日に歩く理由にはしません。
Amazonで見るふだんの靴のまま足を濡らしにくくしたいとき
DexShell ランニングライト 2.0 防水ソックス防水透湿膜を挟んだ3層の靴下です。通気性のよい靴を履いたまま、外からの水を止められます。
選ぶ前に:履き口からは水が入ります。レインパンツの裾を上からかぶせて履きます。
Amazonで見る雨の中を何時間も歩く日のレインウェア:ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI(レディース)
上下で約520g(M)・耐水圧30,000mm以上・透湿性約16,000g/m²/24hのレディースのレインスーツで、メンズもあります。小雨の日は上だけ着て、パンツはリュックに入れておき、降りが強くなったら駅や店の軒下で履きます。
足を濡らしにくくする防水靴下:DexShell ランニングライト 2.0
外側のニットと肌側の吸湿素材のあいだに防水透湿膜を挟んだ3層の靴下です。男女兼用で、Sサイズは足長22〜24cmに合います。通気性のよいウォーキングシューズのまま、靴に染みた水が足に届くのを止めます。洗濯は手洗いで、とがった物が刺さると膜が破れて防水が効かなくなります。
↑ 目次に戻る雨の日のウォーキングの靴は防水シューズでなくてよい:半日歩くなら濡れる前提で替え靴下
30分〜1時間の散歩なら、防水シューズで足は濡れずに済みます。ところが半日歩く長距離では、防水シューズでも足は濡れると考えて準備します。
- 水は上から入る — 雨は脚を伝って履き口から入ります。防水の靴は外からの水を止める代わりに、入った水も外へ逃がしません
- 一度濡れると乾かない — 靴の中に入った水と汗は、防水の生地の内側にこもったままです。休憩で靴を脱いでも乾く前に次の区間が始まります
- 晴れた区間で蒸れる — 雨が上がったあとも防水の靴を何時間も履き続けると、汗で中が湿ります
長距離の雨の日は、ふだん歩き慣れた靴を履き、濡れたら替えるほうが足を守れます。休憩ごとに靴を脱いで足を拭き、乾いた靴下に替えます。靴下を替える回数が足りない日は、防水靴下を履いてレインパンツの裾をかぶせ、靴に入った水が足に届かないようにします。雨の日に新しい防水シューズを下ろすと、慣れない靴で擦れるうえに濡れも防げません。靴の選び方は長距離ウォーキングの靴の選び方へ。
↑ 目次に戻る雨の日の長距離ルート別の注意:雷で逃げ込める駅の間隔と、冠水する河川敷
雷鳴が聞こえたときにすぐ入れる場所は、駅と駅前の建物です。各ルートの経路から200m以内にある駅を数え、平均で何mおきに駅があるかにすると次のようになります。
| ルート | 距離 | 歩行時間 | 沿道の駅の間隔 | 平均間隔を歩くと |
|---|---|---|---|---|
| 山手線半周 | 約21km | 約6時間 | 約430m | 約7分 |
| 山手線一周 | 約42km | 約12時間 | 約480m | 約7分 |
| 東京駅→横浜駅(第一京浜) | 約30km | 約8時間30分 | 約630m | 約9分 |
| 大阪環状線半周 | 約15km | 約4時間20分 | 約670m | 約10分 |
| 皇居一周 | 約5km | 約1時間20分 | 約710m | 約11分 |
| ゆりかもめ沿い(新橋→豊洲) | 約15km | 約4時間20分 | 約710m | 約11分 |
| 大阪環状線一周 | 約30.2km | 約8時間40分 | 約710m | 約11分 |
| 名城線一周 | 約30km | 約8時間30分 | 約830m | 約13分 |
| 東京駅→大宮駅(中山道) | 約33km | 約9時間30分 | 約1.0km | 約15分 |
| 東京駅→千葉駅(千葉街道) | 約41km | 約11時間40分 | 約1.3km | 約19分 |
| 中央線沿い(新宿→高尾) | 約49km | 約14時間 | 約1.3km | 約19分 |
| 赤羽岩淵駅→羽田空港第3ターミナル駅(環八通り) | 約41.4km | 約11時間50分 | 約2.5km | 約38分 |
| 平城宮跡の縦断(大和西大寺→新大宮) | 約6.2km | 約1時間30分 | 約3.3km | 約50分 |
| 流通センター駅→葛西臨海公園駅(環七通り) | 約57km | 約16時間20分 | 約3.3km | 約50分 |
| 赤羽岩淵駅→葛西臨海公園駅(荒川河川敷) | 約27.3km | 約7時間50分 | 約5.0km | 約1時間15分 |
| 多摩川沿い(羽村堰→大師橋) | 約53km | 約15時間10分 | 約10.0km | 約2時間30分 |
| 琵琶湖一周 | 約200km | 約57時間10分 | 約10.0km | 約2時間30分 |
OpenStreetMap の集計(取得日 2026-09-22)。駅の間隔は、経路沿いの駅数で距離を割った平均です。実際の駅間とは違います。歩行時間は休憩を含みません。
駅の多いルートでも、橋や川沿いでは駅から離れます。各ルートで雨の日に気をつける区間は次のとおりです。
- 山手線一周:駅と駅前の建物が多く、雷鳴が聞こえてもすぐ入れる。強い雨になったら駅で待ち、弱まらなければ電車で切り上げる
- 大阪環状線一周:大正〜西九条は木津川・安治川の橋を渡り、橋の上には逃げ込む場所がない。雷注意報の日はこの区間の前で空模様を確かめる
- 名城線一周:駅は地下にあり、入口から地下に下りれば雨と雷を避けられる。地下鉄の駅の入口の位置を地図で先に見ておく
- 琵琶湖一周:湖岸の道は開けていて、駅と駅が遠く離れる。雨予報の日は湖岸の区間を歩く日にせず、晴れた日に回す
川沿いを歩くルート(多摩川・荒川)は、河川敷に雨や雷を避ける建物がなく、街に出るにも橋のたもとまで歩きます。大雨のあとは河川敷が冠水して通れないことがあるので、雨の日と、その翌日で川の水が引いていない日は歩きません。


